23時の雑記帳

清水宏、エルンスト・ルビッチ、深川栄洋、ビリー・ワイルダー、高峰秀子、シドニー・ルメット、渥美清、小池一夫、東野圭吾、サイバーフォーミュラ、五所平之助、エースをねらえ!小津安二郎 etc

カテゴリ:邦画 - か行

今日、6月23日は日本が世界に誇る名監督・清水宏の命日である。 生前は、あまりの「俺様」ぶりに敵も多かったようだが、時というフィルターが怨念を濾過してくれたのか、今日では正当な評価が為されているようだ。 未見の方にオススメを3本ご紹介申し上げるとしたら、 『有りがたうさん』(1936年 78分 出演=上原謙、桑野通子) 『按摩と女』(1938年 66分 出演=徳大寺伸、高峰三枝子) 『小原庄助さん』(1949年 97分 出演=大河内傳次郎、風見章子) となる。 この3本を清水宏ベストに推す人は非常に多い。 あと、個人的には 『花形選手』(1937年 64分 出演=佐野周二、笠智衆) も面白い。 どの作品も短くまとまっているので、これを機会にぜひご覧いただけたらと思う。 今回取りあげた『金色夜叉』は、清水作品の中では 中の下か、下の上くらい。 カントク、あんまり気合いが入っていないとお見受けした。 ただし、冒頭の百人一首のシーンは大爆笑。 悲恋の映画なのに! もうこれだけで元は取れたという感じ。 ...

明日は、名匠・五所平之助監督の命日。 (1981年5月1日 満79歳没 Wikipediaより) 日本初のトーキー作品、 『マダムと女房』(1931) 田中絹代が可憐な、 『恋の花咲く 伊豆の踊子』(1933) 桑野通子が凜々しい、 『伊豆の娘たち』(1945) 高峰秀子と芥川比呂志の絡みが楽しい、 ...

高峰秀子と古今亭志ん生が茶の間に並んで座っている。 これ、奇跡じゃないのね。 五代目古今亭志ん生の映像はわずかしか残っていない。 たまにテレビで見ることができるのは「風呂敷」を演じている映像だ。 私は寡聞にしてそれより知らなかったのだけれども、まさかこの映画 ...

さすがは清水宏監督。 テンポがよく、まったく飽きさせない。 何かと対照的な2組の夫婦が主人公。 冷徹といってもよいほどにクールな生方修三(佐分利信)は、出世のためなら簡単に恋人を捨てられるような男。 生方と正反対の性格なのが辻一郎(上原謙)。 S極とN極が引き合う ...

この作品を良いと思えるかどうかのカギは、田中絹代を可愛いと思えるかどうかにかかっているのではないか。 私は玉砕した。 綺麗な方であることはいうまでもない。 が、14歳に見えるかと言ったらかなり厳しいものがあった。 17歳という設定かも知れないが、そうだとしても違 ...

これはもはや脚本が理解不能の範疇というか。 怪優(?)三好栄子がひげを生やして暴れ回ったり、 東山千栄子が未来服みたいなのを着ていたり。 (あの小津安二郎の『東京物語』で笠智衆の奥さん役をやった人ですよ) 高峰秀子扮するカルメンの惚れた相手がプレイボーイの前衛芸 ...

日本初のフルカラー映画。 そうとは信じられないほど綺麗に撮れている。 主演の高峰秀子の自伝「わたしの渡世日記(下)」によると、スタッフ&出演者の苦労は大変なものだったようだ。 本を読んでから観ると、いっそうありがたみが増す。 正直申し上げて、ストーリー展開はこ ...

しんのすけ・みさえも活躍するけれど、主役は何といってもひろしだ。 父親として子供にどんな姿を見せてやれるか。 もしもそばにみさえやしんのすけがいなかったら逃げ帰っていただろう。 だが男として、父親としての矜持がそうさせてくれない。 ぶるぶる震えながらも矢玉が飛 ...

あの女の人、幸せになれたのだろうか。 ……清水宏作品を観た後にいつも抱く感想だ。 たぶんなれなかっただろうな、と続く。 『按摩と女』も『有りがたうさん』も、何の因果か自ら不幸を背負ってしまう女が登場する。 映画の中だけでも幸せにしてあげたらいいのに、と思う。 ...

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