あらすじ。。。
荒れ狂うマジョーレ湖に挑むように、無謀にも船を出す“人買い”ルイニ(小村哲生)。
しかし大波に呑み込まれ、あえなく船は転覆、バラバラに。
ぎゅうぎゅう詰めの少年たちは水の中に投げ出されてしまった。
真っ暗な嵐の中、ロミオ(折笠愛)は沈みかかっている人影を発見する。
それは“死神”ルイニだった……。彼がこのまま死んでくれれば、みんなは自由の身になり、家族の元に帰れる。どうする、ロミオ……!?

。。。今パートも、ほんの10分強の中に、ものすごい量のドラマ、プロの技、鮮烈な意志、切実な思いが詰めこまれている。
一つ一つ、細かく検証していきたいところだが、それをやっていると切りがないので、涙を呑んで、箇条書きにて失礼させていただいた。

  • ルイニが後ろ向きで寝ている。いつ起き出して、話を聞かれるか、という緊張感。

  • 金のずっしり詰まった巾着袋に見向きもしないロミオ&アルフレド(藤田淑子)の高潔さ。
    (ルイニは気を失っているのにもかかわらず、お金の音に反応した)

  • ピッコロ(動物)効果。場が一気に和む。

  • リゾ(稲葉実)&ルイニの関係は損得だけ。
    内心では憎しみあい、軽蔑し合っている。
    ロミオ&アルフレドとは対照的。

  • 演出のモノクローム効果。

  • アルフレドが‘理性’の人なのに対し、ロミオは‘直感’の人。
    しかしそれは、父親の“背中”が、長い時間をかけて育んできた賜物。
    生まれ落ちた瞬間から“善き行ない”ばかりしていたわけでもないだろう。

(以下、脚本集より引用)
ロミオの声「父さんは言ってた。本当に強い者は、人を殴ったりしない。恨んだりもしない。本当に強いのは、どんなときも人に優しくする勇気を持った者だって……」
(引用終わり)

そしてついに、引っ張りに引っ張ってきた、あの謎の美少女の正体が明かされる──?
アルフレド「ぼくには、もう、戻るところがないんだ。どこにも……」
ロミオ「……?」
アルフレド「父さんも母さんも死んだ」
ロミオ「……!」
アルフレド「ビアンカだけだ……」
その名前を出したとたん、アルフレドの顔に熱く、やるせない表情が浮かぶ。
ロミオ「ビアンカ……?」
アルフレド、ポケットから濡れた紙を出す。折り畳んだ紙を広げると、それはあの指名手配の似顔絵の部分だけをきりとったものだった。幸福そうなアルフレドと隣の髪の長い美少女──。
アルフレド「話そう。ぼくとビアンカのことを」

むむ、こんな良いところで中CMとは、殺生ですぜ!
仕方がない、待ちましょう。
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第06話「舟が沈む!! 嵐の中の友情」 (1995/02/19)
絵コンテ: 楠葉宏三
演出: 宮下新平
作画監督: 井上鋭 佐藤好春
脚本: 島田満

ロミオ: 折笠愛
アルフレド: 藤田淑子
ルイニ: 小村哲生
ダンテ: 石村知子
ミカエル: 石川寛美
アントニオ: 高乃麗
リゾ: 稲葉実

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