あらすじ。。。
ロミオ(折笠愛)とアルフレド(藤田淑子)は、にぎやかなロカルノの市場までやってきた。
一人の紳士がアルフレドに目をとめる。
ロカルノ日報という小さな新聞社を経営しているカニーロ(岸野一彦)だ。

高額な賞金がかけられた“尋ね人”の少年と酷似している……。
アルフレドたちを追うカニーロ。だが見失ってしまった。

そんなことがあったとはつゆ知らない二人の少年たちは、楽しげに大道芸を見ている。
そのちょっとした隙をつかれ、ポシェットを奪われてしまうアルフレド。
犯人とのチェイスは二転三転。
そのあげく、ポシェットは川へ落ち、どんどん流されていく。
大変に悔しがるアルフレドを見たロミオは……。
__________

川に沈んでいくアルフレドのポシェットを取り戻そうと、濁流にもまれながら必死に泳ぐロミオ。

アルフレドは初めのうちは
「がんばれ」
と言っていたのが、途中から
「もういいんだ」
になっていく。

損得や貸し借りを超えた、ふたりの関係が今まさに始まった。

アニメというのは時間芸術なんだなあ、とつくづく思う。
特にこのシーンに到るまで、都会のせち辛さが巧みに織り込まれているので、ロミオの誠意がいっそう胸に染みる。

(以下、脚本集より引用)
アルフレド、ロミオの純粋さと明るさに感謝し、胸がいっぱいになる。
初めて見せた真心のこもった笑みだ。
ロミオも微笑む。
少し心が通った……。
そのとき、夕刻を告げる鐘が町の教会から聞こえてくる。
アルフレド「さあ、もう行く時間だ……」
二人は立ち上がる。夕陽がいままさに沈んでいくところだ。
その光の中に立つ二人。悲劇への予感が迫ってくる。
(引用終わり)

せっかく親友にめぐり逢えたというのに、
もう別れの予感にさいなまされないといけないのか。

アルフレドの最後の一言
「さあ、もう行く時間だ……」
が、別の意味にとれてしまう……。

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第04話「似顔絵の少年」(1995/02/05)
絵コンテ: 楠葉宏三
演出: 宮下新平
作画監督: 大城勝 佐藤好春
脚本: 島田満

ロミオ: 折笠愛
アルフレド: 藤田淑子
ルイニ: 小村哲生
カニーロ: 岸野一彦
ハンナ: 冬馬由美
ダンテ: 柊美冬
リゾ: 稲葉実

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