会場は某国立大学。
教室に入ってまず驚いたのが、黒板とチョークに出会えたこと。
いまどきの大学教授はイーサン・ハントみたいに、空間にいきなり画面を描き出し、あっちをスリスリ、こっちをクイクイやりながら授業を進めているものだとばかり思っていた……というのは冗談としても、せめてホワイトボードくらいにはなっているだろうと思っていた。
それがいまだに黒板とチョークとは。
試験前の緊張がちょっとほぐれた。

ほかに意外だったのは、教壇の上にCDラジカセ?が一台置かれていたこと。
リスニング・セクションでは、各自にひとつずつデバイスが渡されるのかと思っていた。
後方に座った人は不利ではないの?
そんなことはないのかな。

そうこうしているうちに、試験官の説明があり、テスト開始。
みんな真剣そのもの。
初めての私は何が何だかわからない。
そんなことはもちろんお構いなしに、どんどん問題が読み上げられていく。
もっと勉強しておけば良よった……。

テスト後半のリーディング・セクションになると,紙をめくる音と、鉛筆を走らせる音しか聞こえない。
と思ったら、クーカ、クーカという異音が混じり始めた。
大学生とおぼしき男性がイビキをかいている。
すかさず試験官が寄ってきて、なにやら小声で注意している。

TOEICテスト中は、電子音を「ピ」と鳴らしただけで、即刻退場させられるらしい。
はたして判定やいかに?
男性は起こされて、どうやら事なきを得たようだ。
ところが10分ほど経つとまた……。
ふたたび試験官が来て注意。
すると男性は筆記用具をリュックサックに放り込み、ガッとそれをつかんで出て行ってしまった……。

どうやら退場させられた模様。
前日がんばりすぎたのか、それともやる気がなかったのか、ともかく珍しいものを見た。
いや、初回なのでこういうことが珍しいのか、しょっちゅう起きるのかは分からないけれど、たぶん珍しいと思う。
5,750円分のビッグ・スリープは気持ちいいだろうな。
さらば愛しき三分寝太郎よ。意味不明……。

時間はあっという間に過ぎ、最後のほうは全然できず。
全200問あるうち、なんと35問も手つかずのまま。
結局マークシートを"塗り絵"して終わってしまった。

うわさには聞いていたけれど、まったく時間が足りなかった。
(聞いていたなら、ちゃんと対策立てとけよ、という話ですね……)

結果は515点。

もしかしたらいきなり600点行くかも? とか思っていた私は甘かった。
全国平均はたしか580点台だったと思う。
平均に届かなかったのは、正直言ってショック。
でも文法とか相当チンプンカンプンなので、しかたがないか。
まあ今回はお客さんということで、と自分をなぐさめる。

感想をひと言でいうと「受けて良かった」。
こんなに有意義で充実した日曜日を過ごせたのは、いったいいつ以来かという感じ。
たくさんの人ががんばっているんだなあ、というのが実感できたのも良かった。
自分の能力が数字で示されるというのはシビアではあるが、嫌いじゃない。
また次も受けよう、と固く心に誓うのであった……。

実はこのブログを書いている時点で、すでに2回目を受け終わり、結果も出ている。

次回、ご報告申し上げまする。

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