毎日楽しみなのが「47コラム」を読むこと。
全国の新聞コラムが無料で読めるというのは、申し訳ないというか、いや本当にありがたい。

47コラム - 47NEWS(よんななニュース)


さすがに全部に目を通すわけにもいかないので、冒頭のツカミをパッと見て、その先を読むか読まないか決めている。

思わずクリックさせられた中には、期待以上に面白かったものもあったし、竜頭蛇尾のものもあった。

そんなことをしているうちに、
「47新聞の中で(現在は38)、書き出しの一番うまい人は誰か」
を調べてみようかという気になった。

2016年9月分を集計してみた結果は、、、

1位は福井新聞。ひと月に6回もクリックさせられた。
(そういえば私が尊敬してやまないマンガ原作者、故・西ゆうじ氏も福井県出身だった。文才豊かな人が多いんだなあ)

2位はずらっと並んだ。4回クリック。

茨城新聞
長崎新聞
山陽新聞
中日新聞
琉球新報

あくまでもわたしの個人的趣味なので偏りがあることをご了解いただきたい。
今現在、たまたま興味のある固有名詞が目に入ったのでクリックした、と言うだけの話なので、統計としてもサンプルとしても意味がないと思う。

なお執筆者を「無記名」としているのは、サイトには名前が書かれていなかったという意味で、実際の新聞が署名入りかどうかは定かではない。

数の上でのトップは福井新聞さんだが、一番興味を引かれたコラムの出だしは中日新聞さんの次のコラム。

十一歳の女の子がある男に手紙を書いた。一八六〇年十月のことである。「あなたにどうしても大統領になってほしいのです。だから、ほおひげを生やしてください。~

じつに「引き」の強い出だしだ。

・「ある男」とは誰なのか。

・なぜ、ほおひげを生やしてほしいと、この女の子は思ったのか。

・この手紙を読んだ「ある男」は、言われたとおりにほおひげを生やしたのか。

・そして、結局大統領になれたのか。

短い中に、これだけのナゾが詰め込まれている。
気になる。気になってこの先を読まずに入られない。

ちなみに「ある男」とは誰かというと…
ググればすぐ出てくるが、せっかちな方のために名前を先に記しておく。

リンカーンのことである。

中日春秋:中日春秋(朝刊コラム):中日新聞(CHUNICHI Web)

ほおひげとはね…いいかも知れない。
イケメンが生やすとセクシーだが、私がやるとお巡りさんに職務質問される回数が増えるだけだろうなあ。

(並びはだいたい日付順です。日付もメモしとけばよかった…)
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6コラム 福井新聞 「越山若水」(無記名)

・ごく短い小説「ショートショート」の名手といえば19年前に亡くなった星新一さんだ。

・将棋の現役プロ棋士で最年長の加藤一二三・九段(76)は一風変わった人柄が愛され、近ごろはテレビ番組でも人気のようだ。

・作家の佐藤優さんが同じく作家の手嶋龍一さんとの対談本「知の武装」(新潮新書)でこう語っている。「北朝鮮では今でも、金日成全集を編纂(へんさん)し続けています」

・俳優やアナウンサーを目指す人が発声や滑舌訓練で朗読させられる教材がある。一つは江戸時代の歌舞伎で、相模国・小田原が舞台の長せりふ「外郎売(ういろううり)」である。

・日本には歴代、多くの西洋人が来日した。彼らは極東の小さな島国で目にした文化の素晴らしさ、そして日本人の美徳にしきりに感心し、その印象を記録に残した。最も名が知れたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、

・生前から「マンガの神様」と尊敬された手塚治虫さんにはエッセーなどの著作も多い。題材で目立つのは好きだった映画だが、なかには闘牛見物記というのもある。
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4コラム 茨城新聞 「いばらき春秋」(敏さん2 山さん1 仁さん1)

・常陸国風土記には今の行方市辺りであった「夜刀(やと)の神」との攻防伝説が出てくる。(敏)

・日露戦争後の株暴落を予見し巨利を上げた大阪の両替商、野村徳七は「提灯買い」(有力投資家に便乗し同じ銘柄を買うこと)を嫌った (山)

・北の湖62歳、千代の富士61歳。(仁)

・質素倹約だけではなかったらしい。江戸8代将軍・吉宗だ。人気の経済学者、飯田泰之さんは著書「エドノミクス」(扶桑社)の中で、吉宗を名君たらしめたのは有名な「享保の改革」ではなく、晩年断行した「元文(げんぶん)の改鋳」(1736年)の方だと指摘する。(敏)
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4コラム 長崎新聞 「水や空」(徹さん2 智さん2)

・子どもが好きな野菜の2位はジャガイモ、9位がニンジン、10位がカボチャ。(徹)

・コラムニストの中野翠さんは、くすりと笑える珍事件を新聞から拾い、しばしばコラムのネタにする。でんと構えたニュースよりも、くすぐるような小ネタが好みらしい。(徹)

・人間は物事に慣れたり、飽きたりする性質がある-ということの説明によく使われる「限界効用逓減の法則」という経済学の教えがある。もともとは「消費」に関する人間の行動を巡る法則なのだそうだ。(智)

・鍛治屋海美(うみ)さんと岩井あやのさんは同じ学校の中学3年生。たった2人きりのクラスメートだ。2人が通うのは長崎市の離島・高島の高島小中学校。この夏、彼女たちのスピーチを別々の場所で聞く機会に恵まれた。(智)
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4コラム 山陽新聞 「滴一滴」(無記名)

・映画監督の松山善三さんが、妻で女優の高峰秀子さんとエーゲ海クルーズに出かけた時の話だ。

・女子プロゴルファーの樋口久子さんは1970年、米国女子ツアーに初挑戦した。情報がなく、どんな服装でプレーするのかも分からなかった。

・スポーツでよく耳にする「地の利」は実際に間違いなく存在するという。世界40カ国以上で7競技について調べた米国の研究者の分析結果がある。ホームチームが勝った割合は、例えば日本のプロ野球は2009年までの10年間で53・6%だった。

・〈五郎丸まねて念仏かと訊(き)かれ〉。全国有料老人ホーム協会主催の「第16回シルバー川柳」の入選作の一つである。
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4コラム 中日新聞 「中日春秋」(無記名)

・ある朝、島民たちが浜に出てみると、ひとりの男が流れ着いていた。

・英国で生まれ育ったオフィーリアさん(52)は十歳の時、お父さんから車の運転を教えられたという。はじめは果樹園を乗り回していたが、そのうち父の昼寝時を見はからっては外の道路に乗り出すようになった。

・恋愛コメディー映画の基本構造はさほど複雑ではない。(1)孤独な男性と女性が出会い、恋に落ちる(2)勘違いによって二人の関係が冷え込む(3)誤解は解け、大団円?。

・十一歳の女の子がある男に手紙を書いた。一八六〇年十月のことである。「あなたにどうしても大統領になってほしいのです。だから、ほおひげを生やしてください。
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4コラム 琉球新報 「金口木舌」(無記名)

・イギリスのEU(欧州連合)離脱は是か非か。ゲーム「ポケモンGO」利用の是非は。

・必死に逃げる朝鮮人とみられる男性を、大勢の日本人が取り囲み襲い掛かる。

・ワンセグ付きの携帯電話を持っていても、受信料契約の義務はないと判断した先月末のさいたま地裁判決が波紋を広げている。

・7月に那覇市内のベンチに、生後間もない赤ちゃんが置き去りにされたことが報じられた。その件について先週、読者から電話があった。「その後、赤ちゃんはどこでどう過ごしているのでしょうか」と問われた。
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3コラム 沖縄タイムス 「大弦小弦」(稲嶺幸弘さん)

・ユニークな発言で知られるボクシング元世界王者の具志堅用高さんに、クイズ番組に出演した時の逸話がある。(稲嶺幸弘)

・米アップル社の創業者スティーブ・ジョブズ(故人)は、経営方針をめぐる対立で30代の時に追放されたことがある。(稲嶺幸弘)

・メーテルリンクの童話「青い鳥」(新潮文庫)に、この世に生を受ける子どもたちが「未来の王国」からそれぞれの親がいる地上に降り立とうと順番を待っている場面がある。(稲嶺幸弘)
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2コラム 千葉日報 「忙人寸語」(無記名)

・「みんなは怖がっているけど、私はやさしいと思う」。

・「Boymeetsgirl」。少年と少女の出会いで、甘酸っぱい恋物語の幕が開く。映画の定石である。ところが、未婚率が上昇する今は、男女の出会い自体がリアリティーを欠く。
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2コラム 福島民友新聞 「編集日記」(無記名)

・東日本大震災が発生して間もない頃、大相撲の横綱白鵬関が津波で大きな被害を受けた新地町を訪れ、鎮魂の土俵入りを披露した。

・半導体の工場内部の異次元空間とでも言おうか。会津若松市の富士通ホーム&オフィスサービスは発光ダイオード(LED)を照明に活用して、低カリウムのレタスを栽培している。
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2コラム 高知新聞 「小社会」(無記名)

・幕末の土佐藩主、山内容堂は漢詩の才に秀でていた。

・1941(昭和16)年3月、作家、永井荷風の元に日本詩人協会から参加を迫る封書が届いた。国語の浄化を目指すという。
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1コラム 山陰中央新報 「明窓」(前さん)

・英国元首相のチャーチルは名うての社会主義嫌いだった。「社会主義は支配を高め、自由主義は人格を高める」との言葉を残し、自由に支えられた英国保守主義を守り抜こうとした。(前)
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1コラム 佐賀新聞 「有明抄」(日さん)

・子どものいじめで探偵事務所への調査依頼が増えているという。(日)
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1コラム 静岡新聞 「大自在」(無記名)

・1979(昭和54)年に起きたプロ野球の話題といえば、巨人ファンなら思い出す人もいよう。法大出身の江川卓投手が前年ドラフト会議で指名された阪神と入団契約を交わした日の夜、巨人の小林繁投手との電撃トレードが成立した。
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1コラム 京都新聞 「凡語」(無記名)

・トロイ遺跡の発掘で有名なドイツの考古学者シュリーマンは、幕末の日本を訪れた旅行記を残している。
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1コラム 南日本新聞 「南風録」(無記名)

・物語は1904(明治37)年の京都から始まる。長身でひげをたくわえた美男子が新しい市長として着任した。西郷隆盛の息子菊次郎だ。
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1コラム 岩手日報 「風土計」(無記名)

・遠野に「黄金の牛」という伝説が残る。いつも山で芋を掘っていた下男がある日、黄金を掘り当てた。3年後の大みそかには牛の形をした金を見つけ、大勢の金掘りを集めて大酒宴を催した。
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1コラム 宮崎日日新聞 「くろしお」(無記名)

・売り場上司を平手打ちしてデパートの売り子を解雇された日、ヘティの財布には15セントしかなかった。夕食にビーフシチューをつくろうと考えたが買えたのは牛肉だけだった。
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1コラム 秋田魁新報 「北斗星」(無記名)

・盛岡駅ビルの書店が、ある文庫本を書名も著者名も見えないよう紙で覆い隠して並べたところ、8月だけで720冊が売れた。通常の月間ベストワンの5倍だという。
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1コラム 北海道新聞 「卓上四季」(無記名)

・選手は時として、スタンドとも戦わなければならないのか。1カ月前のリオ五輪での、ある出来事を思い出す。陸上男子棒高跳びで、地元ブラジル選手と優勝を競ったフランスのルノー・ラビレニ選手が、観客から激しいブーイングを浴びた。敗れて銀メダルにとどまったのに、表彰式でも鳴りやまなかった。
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1コラム 山口新聞 「四季風」(佐さん)

・美里さん、おめでとう!リオ・パラリンピックの視覚障害者女子マラソンで銀メダルに輝いた道下美里選手を知る下関の人たちは、彼女を名字よりも名前で呼ぶ。旧姓中野。下関で創業58年を誇った老舗書店の娘さん。(佐)
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1コラム 徳島新聞 「鳴潮」(佐さん)

・「ミステリーの女王」アガサ・クリスティが生んだベルギー人の名探偵エルキュール・ポアロが、難解な殺人事件に直面し、こんなせりふを言う。「悪魔はわれわれの間で踊っているのに、見えないだけです」(佐)
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1コラム 新潟日報 「日報抄」(無記名)

・作家の半藤一利さんは坂口安吾から歴史の話を山ほど聞いた。安吾直伝の歴史上のリーダーから一人挙げるなら、何と言っても織田信長だという。他の人間には果たせなかった、歴史を回転させる役割をたった一人で成し遂げた。

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