3月6日はルイザ・メイ・オルコットの命日。

ルイーザ・メイ・オルコット(Louisa May Alcott, 1832年11月29日 - 1888年3月6日)は、アメリカの小説家。1868年に書かれた『若草物語』(Little Women)で知られる。 ※ Wikipediaより引用

というわけで「若草物語1」に引き続き、第2巻を紹介させていただきます。

あらすじは以下の通り。(完全ネタバレしています)



あれから3年。
四姉妹の次女ジョーは19歳になった。
ローリーからの求愛が重荷となってきた彼女は、家庭教師の職を見つけニューヨークへ旅立つ。
仕事のかたわら書いた小説が新聞社に売れ、念願の作家デビューを果たすジョー。
だがその内容はあまり趣味の良くない通俗小説。
大衆が望んでいるのだから、とむりやりに自分を納得させる。

彼女の下宿にはドイツ人教授が住んでいた。
ベア先生と呼ばれる、子供たちに人気の40歳の独身男だ。
ジョーはベア先生からドイツ語を習い始める。
年の差21歳の二人は徐々に惹かれあうも、仕事を終えたジョーは実家へ戻る。

ローリーの熱は冷めていなかった。
だがジョーの心はローリーではときめかない。

傷心のローリーはヨーロッパへの遊学を決意。
まずは四姉妹の四女エイミーがいるロンドンへと向かう。

久々に会うローリーは以前の快活さが薄れ、自暴自棄になりかけていた。
業を煮やしたエイミーがきつく叱る。
ローリーは素直に反省し、祖父の元で仕事を学ぶためにロンドンを離れる。
いなくなったらなったで寂しさを感じるエイミーである。

そのころマーチ家では三女のベスが最期の時を迎えようとしていた。
両親とジョー、そして長女のメグに見守られ、ベスは静かに旅立つ。

この訃報を、四女のエイミーはスイスで受け取る。
ますます寂しさを募らせる彼女の元へ、すっかり立ち直ったローリーが戻ってくる。
二人は急接近。そしてなんと電撃結婚。
新婚夫婦となって故郷へ戻ってくる。

三人の姉妹のうち、独身は次女のジョーだけとなった。
小説が恋人よ、と強がるジョーであったが、心の内に想う人が一人いた。

その想い人、ベア先生がひょっこり尋ねてくる。
喜びを必死に抑えて応対するジョー。が、隠しきれるものではない。
ベア先生、ぎこちないながらもついに告白までこぎ着ける。
雨の中、泥だらけのプロポーズ。ジョーの返事は…言うまでも無いですね。

その後、広大な屋敷を叔母から受け継いだジョー。
夫であるベア先生と相談の末、二人はなんとそこで学校を運営し始めるのだった。
そして第三巻へ───。

。。。まさか、まさかの三女ベスの死。
ショックでした。
オルコット自身の実体験のようですね。
書いていてさぞ辛かったことでしょう。

あらすじでもチラッと書きましたが、ジョーは自分の小説が誇れるものではないことを知っていながら、心の声に耳をふさいでいました。
そんなジョーの様子から事情を察したベア先生は、優しくも厳粛な面持ちで以下のようにさとします。
「ウイスキーをほしい人、たくさんいます。しかし、あなたもわたしも、それを売ること、しません。りっぱな作家たちも、害を流していること知って書いているなら、正直に生きてはいません。知っていて、あまいお菓子に毒を入れて子どもに食べさせる権利、ありません」

尊敬する人からこんなことを言われてはひとたまりもありませんね。
ベア先生の言葉は、オルコットの信念そのものでしょう。

彼女の分身ともいえるマーチ家の次女ジョーが、3巻ではさらに活躍しそうなので、今からワクワクです。

「若草物語3 ジョーの魔法 青い鳥文庫」オルコット・著 | 青い鳥文庫で読むからこそ面白い。

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