明日、10月10日はオーソン・ウェルズ(1915-1985)の命日ということで『市民ケーン』を初鑑賞した。

たった数秒間の映像に、いったいどれほどのお金をつぎ込んでいるのか。
まずそれに度肝を抜かれる。

ストーリーは、ある独善的な新聞王の一生。
正直言って、あまり興味を惹かれない題材ではある。

それに、ケーンの生涯をダイジェストで最初に見せてしまっているので、展開が分かって面白くない。

ケーンが最後に残したセリフ、「薔薇のつぼみ」とはどういう意味なのか、一応そのナゾを追っていくわけだけれど、そんなに魅力あるナゾだろうか。
オチも、ふーんという感じ。
というか、オチていない気がする。

それでもオーソン・ウェルズの自己肯定感というか旺盛な生命力には圧倒された。

エンドマークが出たあと、「初めて映画に出た俳優さんたち」として何人か紹介される。

ここでビッグ・サプライズ。
なんとアグネス・ムーアヘッドの名前を見ることができる。

言わずと知れたテレビドラマ『奥さまは魔女』で、サマンサの母親役をやった人だ。
オープニング・テロップでは、主演のエリザベス・モンゴメリーよりも、監督よりも大きく最後にクレジットされている超大物俳優だ。

『市民ケーン』での彼女は若い。
言われなければ分からなかったろう。

br_banner_kokuban



Citizen Kane (allcinemaより一部転載)

監督: オーソン・ウェルズ
製作: オーソン・ウェルズ
脚本: ハーマン・J・マンキウィッツ、オーソン・ウェルズ
撮影: グレッグ・トーランド
編集: ロバート・ワイズ
音楽: バーナード・ハーマン

出演:
オーソン・ウェルズ
ジョセフ・コットン
ドロシー・カミンゴア
エベレット・スローン
アグネス・ムーアヘッド
ルース・ウォリック
レイ・コリンズ
アースキン・サンフォード
ウィリアム・アランド
ポール・スチュワート
ジョージ・クールリス