明日、10月5日はグロリア・グレアム(1923-1981)の命日。

いぜん、『復讐は俺に任せろ』を観て、一発でファンになってしまった。

本作はハンフリー・ボガートとの共演ということで期待してみたのだが…今ひとつ嵌まれなかった。

(以下、ネタバレあります!)

ボギーは有名脚本家という役どころ。
ここのところ落ち目で、性格にも難があり、やっかいな人という印象。

彼と関わった女性が他殺体で発見され、前科のあるボギーが犯人ではないかと疑われる。
ちょうどそのころグロリア・グレアムが同じアパートに越してきて、二人は恋仲に。

ボギーが無実であることを信じたいグロリアだが、すぐにブチぎれる彼を見ていると、どうしても疑念が湧いてきてしまい、というストーリーなのだが…。

どう見繕ってもボギーが犯人だとは思えないので、盛り上がりたくても盛り上がれなかったという次第。
捜査の進展具合もほとんど分からないし、終わり間際になって「あの人が真犯人でした」と言われても、グロリア困っちゃう。

というわけでけっきょく二人は破局に至るのだけれど、犯人であろうがなかろうが、あんな性格の男じゃあ先行き大いに不安だろうし、まあ結果的には良かったのではないか、とさえ思ってしまった。

てことで、お薦めはやはり
『復讐は俺に任せろ』のほうかなあ。

ところで、干され気味の脚本家ボギーだけれど、良いセリフを書いていたなあ。

「彼女のキスが私を生み、彼女に去られ、私は死んだ。はかなく終わった我が人生よ」

彼女のキスに乾杯!

br_banner_kokuban


IN A LONELY PLACE (allcinemaより一部転載)

監督: ニコラス・レイ
製作: ロバート・ロード
原作: ドロシー・B・ヒューズ
脚本: アンドリュー・ソルト
撮影: バーネット・ガフィ
音楽: ジョージ・アンセイル

出演:
グロリア・グレアム
ハンフリー・ボガート
アート・スミス
マーサ・スチュワート
カール・ベントン・リード