明日、9月18日は島津保次郎監督の命日。(1897-1945)
ということで『男性対女性』を観賞した。

高峰秀子の顔が見える。
あるときはチャイニーズ・ドレス姿、またあるときは劇場の観客として。
ノン・クレジットなので確信はないけれど。

田中絹代がメガネッ娘している。
これがけっこう似合っている。

松竹少女歌劇団のレビューがふんだんに拝める。
当時大人気だった水の江滝子の「男装の麗人」っぷりがりりしい。

「(モーリス・)シュバリエだって(ジャネット・)マクドナルドだって、一夜漬けのスターじゃなかったんだぜ」と劇団員を叱咤する上原謙のセリフに泣けた。
ルビッチ・ファンとしては、もう本作をけなせない。

となると競馬場のシーン(右回りだから中山競馬場か)は『ウィンダミア夫人の扇』へのオマージュか。

ダンサー出身の桑野通子の役柄がなんと照明係。
並の監督にはなかなか思いつかないキャスティングと思う。

さすがは名匠・島津保次郎。
49歳という若さでこの世を去ったのが惜しまれる。

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『男性対女性』 (allcinemaより一部転載)

監督:
島津保次郎

原作:
池田忠雄、猪俣勝人、津路嘉郎

脚本:
池田忠雄、猪俣勝人、津路嘉郎

出演:
上原謙
田中絹代
藤野秀夫
佐分利信
水島亮太郎
吉川満子
桑野通子
飯田蝶子
河村黎吉
斎藤達雄
磯野秋雄
岩田祐吉
野寺正一
大塚君代
上山草人
新井淳
武田春郎
奈良真養
坂本武
岡村文子
河原侃二
西村青児
小林十九二