明日は山中貞雄(1909〜1938)の命日ということで『河内山宗春』を観てみた。

音声が聞き取りづらいが、DVDは字幕付き。
親切設計がうれしい。

スポンスポンと話が転がっていくのが気持ちよい。
だが軽快なテンポとはうらはらに、出てくる人物がどうも…。

騙り、ゆすり、ウソ、からかい、逃亡、と見ていてあまり気持ちのよくないストーリー展開に、ちょっと辟易してしまった。

原節子が身売りの危機に瀕するのを、河原崎長十郎(=河内山宗俊)があっと驚くアイデアで救い出すのだけれど、やり方があんまり気持ちよくないためカタルシスが生じない。

キッチリ筋を通すキャラクター、あるいは胸の空くようなエピソードがもうちょっとあれば良かったかな。

br_banner_kokuban



『河内山宗俊』 (Wikipediaより一部転載)

監督
山中貞雄

原作
河竹黙阿弥(天衣紛上野初花)

脚本
三村伸太郎

出演
河原崎長十郎
原節子
中村翫右衛門
加東大介