ここ半年間のタイピング記録をグラフにしてみた。
オレンジの棒がAZIK配列タイピング、紺色の棒がJLOD配列タイピングである。

201506typing
AZIK配列とは、ほとんどのパソコンが採用しているQWERTY配列の親戚のようなもので、
JLOD配列は、ドボラック配列の遠い親戚といった感じの入力方式と思っていただければ間違いないかと。(考案者の方、雑な説明でスミマセン 汗)

AZIK配列の入力速度は、だいたい1分間で170〜180くらい。
このとき、変換はATOKの自動変換機能に任せきりで打っている。

文章を入力するときに私たちがいつもしている行為───スペースキーを連打して変換候補群を呼び出し、その中から任意の候補を上下キーで選び出し確定するといった作業───はATOKに丸投げした上で、このスピードということだ。

同じやり方でも、JLOD入力時は、1分間で100行くか行かないかなので、かなり遅い。
でも、打鍵数はJLOD配列の方が少なくて済むので、打っていて楽しいことは楽しい。

しかしここで問題発生。

Phrase Expressが使えないのだ。
なぜか最後の方の何文字かが削れて表示される。
これは痛い。

"神ソフト"フレーズ・エクスプレスは、こちらの超有名ブロガーの方が懇切丁寧な説明をされているので、興味がおありの方は参照されたい。

[PhraseExpress]一瞬で10万文字でも!「どこでも瞬間テンプレート呼び出しツール」 | ヨッセンス


そんなわけで、いつまでたっても入力速度は速くならないし、このへんが見切り時かなと、JLOD配列からの完全撤退を考えた。

だが当初の目的は入力方式を鞍替えすることではなく、脳の活性化のための二刀流だったことを思い出し、今後も細々と練習は続けようと思う。
入力方式としては非常に優れているし、今後フレーズ・エクスプレスが使えるようになるかも知れないし。

ただ、今後はタイピング練習はそこそこにして、手書きに力を入れていきたいと思っている。

理由はやはり、脳の活性化、認知症予防のため。
肉親が認知症なので、ここはどうしても敏感になってしまう。

今や人類は(大げさだな 汗)手書きを棄てて、タイピングや画面こすりに精を出しているわけだけれど、そのせいで失った、あるいはこれから失うモノは決して小さくないと思う。

私は日に数時間手書きをしている。
するとどうしても分からない漢字や言葉が出てくる。
そこでいちいち立ち止まって辞書を引く。
(ちなみに辞書はポメラという携帯型ワープロ)

この作業を、一日平均30回くらいやる。
要するに分からない語句や漢字がそれだけあるということで
「そりゃお前がバカなんじゃん」と言われればそれまでなんだけれど。

問題は、タイピングをしているときは、中の人がぜーんぶ解決してくれるので、ネットで語句を検索することは、日に一回あるかないかということ。

それに慣用句は指摘してくれるわ、敬語の使い方が間違っていれば注意してくれるわで、
もう至れり尽くせりである。

しかしですね…、
ここまで脳ミソを使わなくて済むとなると、かえって不安になりませんか?

ここに二人の人間がいたとして、

一日に数十回、自分で立ち止まって確かめる「てがき・たろう」君と、
パソコンで打って打って打ちまくる「タイ・ピン子」ちゃん。

数十年後、どっちがどうなっているかを考えたとき、
圧倒的に「てがき・たろう」君の脳ミソの方が重たくなっているのじゃないかと思うのだ。

それに例えば「事」とか「書」とか、ひんぱんに出てくる漢字も手書きだと、間隔をそろえるのに相当神経を使う。
その時もおそらく脳細胞は急がしく立ち働いているはずだ。

同時間内に打ち出す文章量では、くらべものにならないほど「ピン子」の圧勝だけれど、それでも私は総体的には手書きのほうがメリット有りとみる。

損得抜きにしても、書くのは楽しいし、辞書を引くたびに新たな発見があるし、興が乗ってくるとちょっとしたフロー状態になることもある。

日に数十回辞書を引く、ということは、一年に1万回くらいは日本語について立ち止まるわけで。
そんな「寄り道」人生を選ぶのも悪くないさ。なーんちゃって。

…と好き勝手なことを書いてきたが、頭を使い、手を動かしまくっていれば認知症にならないということでは、もちろんない。
文筆家や医師の方でも、認知症になった方がおられることは言うまでもない。
念のため付記しておく。

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