AimForTheAce14

vol.14 「キング夫人と対戦!!の巻」

世界のトッププロを招待したトーナメント。
岡ひろみの一回戦の相手は、なんとキング夫人。

気後れするひろみにレイノルズ・コーチがハッパをかける。

彼女のきずいた戦績は あまりにまばゆい
だが ひろみ
きみは ちょうど1年前
あのキング夫人の愛弟子に
マリア・ヤングに勝っているのだよ

マリアは すばらしい選手だ
時々は師匠のキング夫人をさえ
負かすことがある

そのマリアに勝ったのだよ きみは!
キング夫人と 戦うからといって
決して 恐れることはない!

そして、桂太悟コーチからもありがたいお言葉が。

テストのあと たいてい
3種類の感想があるもんだ

あの問題はできた
あの問題はできなかった
あの問題はできたかできないかわからない

わからないってのが1番タチが悪い
せめて できたか できなかったか
わかるくらいの意識がないと
いつまでたっても その問題を
解けるようにならない

できなかった問題
これはそのあと解明しておけば
当分忘れることがない

すんなりできた問題
こりゃ2・3年もすりゃ忘れちまう

それが人間の意識の構造だ

スポーツじゃあ
「勝つと 自信がつく
負けると 勉強になる」
っていうんだ
どっちもいいものなんだ

ただし
勝ちざま 負けざまってものがある

悪く勝ちゃ 慢心する
悪く負けりゃ 卑屈になる
これが勝負の鉄則だ

いい試合をすることだ…
いい試合ってのはな…

…ここで場面転換。
山本鈴美香先生ったらイケズ〜。
でも、勉強になります。

ゲーム開始。
ひろみは地に足がついてない感じで、キング夫人に圧倒される。

だが第1セット終盤に自分を取り戻したひろみは、互角に打ち合い始める。
観客席で見ている故・宗方コーチのそっくりさん、神谷祐介はその姿に大感動。

西高1年の彼は以前、雨上がり直後で水たまりのできたコートを、ぞうきん一枚で一生懸命水取りをするひろみの姿を見ている。

アリの歩みのような一歩でも、たゆまず続けていけばいつかは目的地にたどり着ける。

今まさにキング夫人と戦えるまでに上り詰めたひろみと、ケンカに明け暮れている自分とを引き比べる祐介である。

だめだ おれは!
あなたに手も足もでない!!

そのとき、心の声(だと思う)が彼を叱咤する。

お前は なぜやらない!
お前自身の人生だ
なぜもっとすばらしい人生を送らない!
やれば できるんだ!
男らしく事を処し
ことにたえて なぜやらない!

やれば できるんだ!
できるんだぞ!!

…ちょっと耳が痛いが(汗)
自戒を込めて抜き書きしてみた。

…試合は続く。

ここでちょっと面白い構成。
試合後半は、桂コーチの寺で、みんなでテレビの録画中継を見ている図になっている。

ひろみが反省しながら観ている…ということは、どうやら善戦及ばず負けてしまったようだ。

だがキング夫人は置き土産を残してくれた。
以下、クリス・エバートの試合を観戦するひろみ、桂コーチ、ジャッキー・ビントの会話である。

(桂太悟)きのうさ

(岡ひろみ)はい!

(桂)握手の時キング夫人
お前さんに なにいったんだ?

(ひろみ)はい
「17歳で初めてウィンブルドンにでた時にね
わたしも1回戦でまけたのよ ひろみ」って

(ジャッキー・ビント)キング夫人が!?
あなたにそういったの!?

(ひろみ)ええ きのう試合がおわった時

(ジャッキー)んまあ…!!

(桂)さすがだな
お前さんにも輝かしい可能性の
あることを いってくれたんだ
わかるかい?

(ひろみ)はい!

(桂)10余年前 初めてのひのき舞台で
さんざんに負けた少女プレイヤーが
きびしい道をきわめつくして
今 世界最高峰として立っている

そして世界中の若手プレイヤーに
よびかけているんだ

「こっちへいらっしゃい!
ここまできなさい!」

(ジャッキー)いえないことだわ!
ほんとうにテニス界を
愛していなければ
いえないことだわ!

たいしたものね
見ならわなければ!
もえてくるわね ひろみ!
すばらしい世界だわ!

どんなに 必死になったって
だいじょうぶよ
どんなに 体あたりしたって
だいじょうぶよ

鮮烈で 豪快で
堂々たる世界だわ!

(ひろみ)はいっ!!

コート上では次世代の女王
“アイス・ドール"こと、クリス・エバートが華麗なるプレイを魅せている。
ひろみがエバートと対戦する日はやってくるのか?

期待をこめて次巻へ───。


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