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本日5月19日はちょうど、本エピソードの脚本を担当した島田満の誕生日。

主な代表作をあげると、

『うる星やつら』
『ドクタースランプ』
『ドラゴンボール』
『ワンピース』
『金田一少年の事件簿』
『ロミオの青い空』
『こんにちはアン』
『しゅごキャラ!』
『るろうに剣心』

etc... と枚挙にいとまが無い。
きら星のごとくにヒット作が並ぶ。

島田満といえば『世界名作劇場』シリーズや、『ジュエルペット てぃんくる☆』、『魔法の天使クリィミーマミ』に代表されるような少女もの、ファンタジーものが得意と見なされているようだが、私の印象は少し違う。
本エピソードのような大人の男がメインの渋い話が、実は得意なのではないだろうか。

モンゴメリ原作『赤毛のアン』のプレ・ストーリーで、今のところ(!)「世界名作劇場」の最終作品となっている、知る人ぞ知る名作『こんにちはアン』などを観ていると、それを如実に感じる。

あと、テニスの錦織圭選手が今のように有名になる前から、グランドスラムを獲れる器だと、ツイートされていた記憶がある。

島田満(@soramona2000)さん | Twitter

スポーツにおいてもそれほどの慧眼の持ち主が、未だに本格的なスポーツものを手がけていないのはまことに残念なことだ。
今後のさらなる活躍を陰ながら応援していきたい。

第12話 「栄光のレーサー」

ハヤト(金丸淳一)の独りよがりなレースぶりのおかげでマシンはめちゃくちゃ。
メカニックたちはプンプンだ。

ボクでなきゃ、世界グランプリには来れなかったはずでしょう。

と、まったく反省の色を見せないハヤトに、チーフのミキ(安達忍)をはじめ、全員がブチギレ。
たまらずハヤトはバイクで街に飛び出していく。

こんなときにはヤケ酒だとばかりに、14歳のクセしてバーに入って酒を注文するハヤトだが、
「ミルクにしとけ」だの、「お前は昨日のへなちょこレーサーだな」だの、さんざん言われまくる。

それでも出されたバーボンをハヤトがあおろうとすると、店の奥で成り行きを見ていた渋い中年男ジョン・クリーブ(曽我部和恭)がグラスを取りあげる。

(ジョン)バーボンというのは男が飲む酒だ。
臆病者には口にしてもらいたくねえな。

(ハヤト) 臆病者? 何でボクが?

(ジョン)たった一度の失敗でチームから逃げ出すなんざ、臆病者のすることよ。

(ハヤト)失敗なんかじゃない。オレの判断は正しかったんだ。
マシンさえちゃんとしてりゃあ、あのレースに勝てたんだ!

(ジョン)勝てなきゃマシンのせいか? ガキの言い訳だ。

怒ったハヤト、殴りかかるがまったく相手にならない。
ジョンは自分のアパートにハヤトを連れ帰る。

翌日、マリア(鷹森淑乃)という少女から、ジョンが以前サイバーフォーミュラのチャンピオンだったことを聞かされる。

栄光の絶頂にあった彼は、ある少女の不注意のせいで、片目片足を失い、突然の引退を余儀なくされる。
だがジョンは、少女の精神的負担をおもんぱかり、ケガのことはひた隠しにする。
世間には「レースが怖くなった」と説明し、あえて不名誉に甘んじたのだった。

…マリアは、ジョンが引退することになった原因の「ある少女」は自分のことであるとは、一言も言っていない。
だが、彼女の表情からそれが如実に伝わってくる、その演出が素晴らしい。

現在のジョンは、新しい目標であるロードレースに向けて激しいトレーニングを続けている。
そしてちょうどこの日がデビューレースだった。
ハヤトは我を忘れてジョンを応援する。

レース最後の直線、ジョンが優勝かと思われたその瞬間、2位の選手にタイヤを引っかけられ転倒する。
次々と追い抜かれていくジョンだが、彼はレースを捨てない。
フラフラになりながらも、ロードレーサーにまたがり、第9位でゴールイン。

観客の大歓声に誇らしげなガッツポーズで応えるジョン。
近所の子供たちが駆け寄り、わが町のヒーローを祝福する。

ハヤトはそんなジョンの姿をしっかりと目に焼き付ける。

わかったよ、ジョン。
勝つことより、苦しくとも精いっぱい走ることが大事なんだってこと。
その気持ちをボクは忘れてた。

彼は心の内でジョンに語りかけると、自分が戻るべき場所、スゴウアスラーダチームに向かって再び歩き出すのだった。

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Future GPX Cyber Formula 第12話「栄光のレーサー」 (Wikipediaより一部転載)

脚本 : 島田満
ストーリーボード : 赤根和樹
演出 : 赤根和樹
作画監督 : 吉松孝博

キャスト
風見ハヤト : 金丸淳一
アスラーダ : 小野健一
菅生あすか : 三石琴乃
車田鉄一郎 : 飯塚昭三
城之内みき : 安達忍
牧伸介 : 竹村拓
角良平 : 松田辰也
新条直輝 : 緑川光
ブリード加賀 : 関俊彦
ジャッキー・グーデリアン : 島田敏
フランツ・ハイネル : 置鮎龍太郎
大友譲二 : 富田晃介
菅生修 / ナイト・シューマッハ / ナレーター : 速水奨
ピタリア・ロペ : 西村知道
葵今日子 : 天野由梨
菅生幸二郎 : 岸野一彦
アナウンサー : 塩屋浩三
スミス : 平野正人
ジョン・クリーブ : 曽我部和恭
マリア : 鷹森淑乃



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『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』 | 腰が抜けるほどの面白さ。

企画 - サンライズ
原作 - 矢立肇
連載 - テレビランド、てれびくん
ストーリー原案 - 福田己津央
シリーズ構成 - 星山博之
キャラクター原案 - いのまたむつみ
キャラクターデザイン - 吉松孝博
マシンデザイン - 河森正治
コンセプトデザイン - 中沢数宣
デザイン協力 - 吉松孝博
音楽 - 大谷幸
音響監督 - 糟谷基規
音響効果 - 蔭山満
録音調整 - 西澤規夫
録音助手 - 杣澤佳枝
録音スタジオ - 整音スタジオ
録音制作デスク - 佐藤陽子
録音制作 - クルーズ
プロデューサー - 伊藤響・前田伸一郎(日テレ)、伊東梅男・田村学(VAP)、佐川祐子(ADK)、吉井孝幸→富田民幸(途中からAP、ビデオで広報)→指田英司→池田陽一→古里尚丈(SUNRISE)
監督 - 福田己津央
企画制作 - 日本テレビ
製作 - ADK、SUNRISE、バップ