第3話 「燃えろ!ハヤト」

今回は作画レベルが高いなあ。

手描きアナログアニメは手間がかかるからだろう、どんどん廃れていく一方だが、何ともったいないことをするのだろうと思う。

『ベイマックス』だの『アナと雪の女王』だの、まずあの絵、というか実写じゃんあれ、もうあれだけでつまらなそう。観る気にならない。

これは古いとか新しいとかの問題じゃなくて、アナログ手描きのほうが手法として優れているということ。

「ディズニーやピクサーがそっちの方向に行っているからついていけば間違いないべ。(それに正直ラクだし)」とか言う理由で安易に流されていっているんだろうけれど、なんかうまく騙されているような気がする。

日本がいちばん誇れるところを自ら捨ててしまうなんて、実にもったいない。

今回はキャラの表情もさることながら、レースシーンがとても迫力があったので、0.5倍速に落として観てみた。
そしたらなんと迫力が倍増した! どうなってるの!?

等倍速、いや、2倍速で再生しても退屈を感じさせる映画があふれかえっているこのご時世に何たるクオリティの高さか。

どこまで作り込んでいるのかと、驚きを通り越してあきれてしまった。

だってこれを作った人たちは、後にこれがブルーレイという超高画質ですみからすみまで何度も見返されるなんて思ってもいないわけだ。

初放映時はネット局も少ないし、視聴率だって低かった。
それなのにこの仕事ぶり!!
本当に脱帽ものだ。

今回、何度も見返してみて、あらためて音楽の使い方がうまいと思った。
のべつまくなしに音が鳴っているのではなく、ここぞというときにどんぴしゃのタイミングで盛り上げてくれる。
だから何度見ても気持ちがいいんだなあ。

今回は、ハヤトが初タイムアタックに挑む。
無事故ながらもボロボロになってピットに戻ってきたハヤトを優しく迎える監督。

予選通過なんて夢のまた夢なのになぜニコニコしているのかというと、それははなからハヤトが素人だから。
つまり何にも期待していなかったから、落胆もしていないというわけだ。

ところがスタッフのほうから、続行させてはどうかという話が持ち上がる。
ハヤトの走りの中に才能のきらめきを見たのである。

再度タイムアタックに挑戦するハヤト。
しかし惜しくも予選落ちするのだった。

このハヤトが属するスゴウチームでは、誰もが好きなことを言いあっている。
それとは対照的なのが、お隣のアオイレーシングだ。

優勝候補の新条直輝は16歳ながら、年上のクルーたちをあごでこき使うし、オーナーの今日子さんはもはや口さえきかないこともままある。
この辺の2チームの描きわけも、細かく見ていくと面白い。

さあ、片付けて帰ろうや、というところで場内アナウンス。
一台失格があり、なんとハヤトが繰り上げて予選通過できたのだ。
下げては上げるシナリオの上手さよ。参りました。

スゴウチームが全員で喜んでいるその横を、報道陣に囲まれながら新条直輝が通っていく。
口元に浮かぶ冷笑。
思わずつぶやくハヤト。
「しんじょう、なおき……」
ここで入ってくるイントロ…! かっこいいいい!

さらにダメ押しの次回予告。
「アスラーダ、オレに力をくれ!!」

もう見ないわけにはいかない。
何をおいても見る!!

…と、当時リアルタイムで見ていた人は思っただろうなあ。
最高にワクワクした一週間だったろうなあ。
本当に羨ましい。


脚本 : 伊東恒久
ストーリーボード : 藤本義孝
演出 : 藤本義孝
作画監督 : 山根理宏

キャスト
風見ハヤト : 金丸淳一
新条直輝 : 緑川光
日吉明 : 島田敏
アスラーダ : 小野健一
菅生あすか : 三石琴乃
車田鉄一郎 : 飯塚昭三
城之内みき : 安達忍

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