ハーバード大学院法科の学生たちを震え上がらせる名物教授キングスフィールド。
彼につぶされた学生は数多い。
主人公のハートも初日に洗礼を受けるが、めげずに食らいついていく。

彼はスーザンという女性と知り合い、深い仲になる。
だがキングスフィールド教授の講義について行くためには膨大な予習が必要。
つきあっている暇などはっきり言ってない。

それでいったんは別れるものの、なんとスーザンはキングスフィールド教授の娘だったことが判明。
するとハートは手の平を返したように再びスーザンににじり寄る。

「ひとつ質問があるんだけど、あたしがキングスフィールドの娘だからまたつきあうの?」
「それは質問じゃなくて、答えだ」
と正直すぎるハートなのであった。

。。。大学院生といえばもう大人。
結婚している者もいる。
そんな彼らが、いろいろな事情をかかえつつも、自発的に猛勉強をする姿は、見ていて気持ちが良い。

「学生をつぶす」と言われている名物教授キングスフィールドも、いたぶりなどのパワハラをするわけではない。
ついてこれない学生を見限っていくだけだ。
まあ、そのときの軽蔑とも憐れみともつかない視線が、挫折を知らないエリートたちをつぶしていくのだけれど。

もしキングスフィールドの講義に最後までついていけたその時には、ものすごい実力が備わっているのは間違いない。
「この人に習ってみたい」という学生も、実際にかなりいそう。

最後の講義が終わった瞬間、拍手が起きたのは、こびへつらいだけではあるまい。
いつの間にかみんなの尊敬を勝ち得ていたのだ。

この映画の根強い人気の秘密は、キングスフィールド教授の突き抜けっぷりだったりして。

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The Paper Chase (KINENOTEより一部転載)

監督
ジェームズ・ブリッジス

脚本
ジェームズ・ブリッジス

撮影
ゴードン・ウィリス

音楽
ジョン・ウィリアムス

出演
ティモシー・ボトムズ Hart
リンゼイ・ワグナー Susan
ジョン・ハウスマン Kingsfield
グラハム・ベケル Ford
エドワード・ハーマン Arderson
ボブ・リディアード O'Connor
クレイグ・リチャード・ネルソン Bell
ジェームズ・ノートン Kevin
レジーナ・バフ As