タイトルからは想像もつかないが、野球映画です。

木材をよける液体を偶然発明した大学講師がメジャーリーグで活躍するという、楽しいお話。

そんな夢のようなクスリ、ピッチャーなら誰だってほしいだろう。
そこを大学講師に設定したところが心憎い。
体育会系からほど遠いイメージの人物ほど、ワクワク感が高まるというものだ。

液体を染みこませたボールが木材をよけるのを確認し

まずは学生相手に試してみて

大学を休職して、メジャーリーグに売り込みに行き

入団テストを受けさせられて

公式戦デビュー

と、焦らされれば焦らされるほど、観ている方は身を乗り出してしまう。

ストーリーを変にこねくり回さず、ワン・アイデアで押し通したのは好感が持てる。
ファンタジーに小利口な理屈は不要だ。

主演はレイ・ミランド。
といえば『失われた週末』(1945)でアカデミー賞主演男優賞を獲った人。
それから4年後に本作が撮られたことになる。

空中でありえない軌道を描くボールを、
観ているだけで笑えてくるからフシギ。

どうやって撮影したんだろう?





It Happens Every Spring (Wikipediaより転載)

監督 ロイド・ベーコン
脚本 バレンタイン・デイビス
音楽 リー・ハーライン
撮影 ジョー・マクドナルド

キャスト
レイ・ミランド
ジーン・ピーターズ
ポール・ダグラス
エド