第一作に較べて脚本が薄いという印象を受けた。
前作は小池一夫・上村一夫のマンガ原作を叩き台にした非常に密度の濃いシナリオだった。
あらためて小池御大の凄さを認識させられたものだ。

今回は何にもない。
あと無駄にグロい。
殺陣もぐだぐだ。
よいところを見つけたいのだけれど、何にも思い浮かばない。

唯一の救いはDVD特典で、梶芽衣子と小池一夫それぞれのインタビューが見られたことくらいか。

いつか機会が訪れたら「アメリカン・グラフィティ2」とか「ドニー・ダーコ2」とか、地雷と分かっていつつ踏みに行くわけだけれども、今回はなあ……高評価している人もいたので、心の準備ができていなかった。その分ダメージがでかい。
は〜、疲れた……。

あらすじ(ネタバレあり)

お雪(梶芽衣子)は37人を殺して指名手配されていた。
山に隠れているとき、ギザギザの刃で動物の足をガチャンって挟むアレを踏んで困っているところを通りかかった徳永周介(原田芳雄)に助けられる。

しかし警察に捕縛され、死刑確定。
刑場に向かう途中、何者かに助けられる。
助けたのは秘密警察の長官・菊井精四郎(岸田森)で「オレは命の恩人なのでオレのために働け」ということで、お雪は危険思想の持ち主、徳永乱水(伊丹十三)の家に女中として入り込む。
ここで政府の弱みが書かれている重要書類を探し出せというミッションだ。

だが、お雪は徳永にお尻を触られながらも、だんだんと感化され、結局寝返る。
徳永と二人で外出している時、警察に捕まりそうになるが、お雪は重要書類を持って逃げる。
このとき撃たれてケガをする。

徳永に言われていたとおり、貧民窟に住む周介という男に書類を渡すお雪。
そこで力尽きて倒れてしまう。

その男とは、山でお雪を救ったあの男だった。
実は徳永乱水と周介は兄弟だったのである。

乱水のほうは、あのあと警察に捕まりリンチを受け、ペスト菌を注射され貧民窟に放り投げられる。

お雪は重要書類を盾に、貧民窟に金と米を振る舞うよう菊井に直談判する。
菊井は要求を飲んだふりをして、貧民窟を焼き払わせる。
様子がおかしいと気づいたお雪が貧民窟に到着すると、丸焼けで全員死亡していた。
と思ったら周介だけは生き残っていた。
書類も焼けていなかった。

海軍記念日に靖国(と思う)に参拝する菊井たちを周介とお雪が襲撃する。
警官隊が発砲するがお雪には当たらない。
結局、お雪以外は全員死亡。
お雪の修羅の旅はまだ続くのであった(たぶん)。

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参考リンク ;

修羅雪姫 怨み恋歌 - 映画ならKINENOTE

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Lady Snowblood: Love Song of Vengeance (Wikipediaより転載)

監督 藤田敏八
脚本 長田紀生 大原清秀
製作 奥田喜久丸
音楽 広瀬健次郎
撮影 鈴木達夫
編集 井上治

出演者
鹿島雪:梶芽衣子
徳永周介:原田芳雄
徳永乱水:伊丹十三
徳永あや:吉行和子
菊井精四郎:岸田森
蜍:南原宏治
吉沢:石矢博
柴由悠太郎:広瀬昌助
関口英三:溝口舜亮
岡田太吉:浜田晃
丸山警部:山本麟一
寺内謙道:安部徹

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