「ヒカルの碁」のように幽霊が出てくるわけでもない。
ミステリ要素があるわけでもない。
プロとして食っていけるわけでもない。
ルールはシンプルきわまりないし、競技中は四つん這い。
決して見栄えがいいとは言えません。

ただ、かるた好きな人たちがかるたをしているだけです。
なのに、なぜこんなに面白いのでしょう?
なぜこんなに涙が出てくるのでしょう?

こんなに面白いんだったら、もっと早くに読んでおくべきでした(泣)
でも、このマンガに出会えたことに心から感謝しています。

試し読み|ちはやふる|講談社コミックプラス

(以下、ネタバレあります!)

ちはやふる (1)
末次 由紀
4063192393
もうすぐ「博士の愛した数式」などで有名な小川洋子先生原作の漫画が始まるっていうんで
「BE・LOVE」という雑誌を定期購読しようと思って、
最新号を買ってみたら「ちはやふる」という漫画が載っていて、
タイトルだけは聞いたことがあったんでこの際だから読んでみようと思って、
1巻だけ買って読み始めたら何これ死ぬほど面白い。

ちはやふる (2)
末次 由紀
4063192458
小学生時代から、一気に中学をすっ飛ばして高校時代に。
何てゴージャスな展開。何て面白いんだ。セリフがいい。ネームがいい。澄み切った空気感がいい。
これほど読んでいて燃えるマンガに久しくお目にかかったことがない。

ちはやふる (3)
末次 由紀
4063192520
大会突入。たとえ勝負に勝てなくても、一枚でも札を取れたことに自身の成長の跡を見いだしたり、
自分にとっての特別な札を増やしていったり、かるたを好きになる方法は人それぞれ。
それを明日の糧へとつなげていく姿勢は見習いたいと思った。

ちはやふる (4)
末次 由紀
4063192598
札を取るときの格好が命懸けすぎて、見ていてとても興奮する。
関節なんか変な方向に曲がっちゃってるんだけど、それが却ってスピード感を高めている。
大会のほうは、なんと千早が棄権していきなり絶体絶命のピンチに。
ここで敗退してしまうのだろうか。

ちはやふる (5)
末次 由紀
4063192660
千早、ついにクイーンと対戦。圧倒的な実力差はいかんともしがたく、
惨敗を記すかと思いきや、決して最後まで勝負をあきらめない気持ちが奇跡を引き起こす?
小学生時代、新に「ずるい」と言われたことを未だに引きずっている太一。
しかしそれは逆に、彼が真っ直ぐに生きてきたことの証明になっていると思う。

ちはやふる (6)
末次 由紀
4063192717
「奏は、着物の力の借り方を知っている」この巻も名言がいっぱい詰まっている。
部員同士の決勝戦となってしまい、どっちを応援したらいいのか悩む千早。
仲間の欠点を容赦なく攻め、気づかなかった長所に瞠目もする。
負けても相手を素直に祝福することができない。
そろそろ進路のことも考えないといけないし、
悩みは多いけれど、この時間は何物にも代えがたい。彼らが眩しい。

ちはやふる (7)
末次 由紀
4063192768
「やりたいことを思いっきりやるためには、やりたくないことも思いっきりやんなきゃいけないんだ」
素晴らしいセリフ。「ちはやふる」は感動の宝庫。
ところで1巻から使われている構図だが、競技のシーンで宇宙の裏側から
(地面の中から?)見ているようなアングルがメチャメチャかっこいい。
話も面白いし、末次由紀先生すごすぎ。

ちはやふる(8)
末次 由紀
4063192822
「あの日、悔しくてよかったって、いつか笑って言いたい」
未来を真っ直ぐ見つめる強さ。そこには一点の曇りもない。
ところで太一の母には死ぬほど笑わされた。
千早とかるたに可愛い息子を盗られた母親の恨みはかくも恐ろしきものなのか。
ここまでくると、ホラーの主人公としても十分にやっていけそう。

ちはやふる(9)
末次 由紀
4063192873
桜の季節になって、新入部員登場。相当ギャグのほうに振ってきたという印象。
それはそれで面白いが、なかなかストーリーが進まなくなってきたという気もする。
どちらにせよダントツに面白いことに変わりはない。

ちはやふる(10)
末次 由紀
4063192946
「"一生懸命は楽しいぞ" 自分のことも棚に上げても、言いたくなって。
自分はそうやれなかったくせに、後悔だけはするから」という先生の自嘲めいた言葉。
でも教え子たちのことを思うからこそ言わずにはいられない。
そして一生懸命やってきた人だけがこのセリフを口にする資格がある。

ちはやふる(11)
末次 由紀
4063803015
もう全国大会出場が決まっている二校の決勝戦。
いわば消化試合なので盛り上がらないかと思ったら、とんでもなかった。
以前から練習場が手狭で困っていた吹奏楽部に快く場所を譲った千早たち。
吹奏楽部からお礼の校歌吹奏、というエピソードには心洗われた。

ちはやふる (12)
末次 由紀
4063803090
相手校の偵察をするように言われたのに、モテポイントをメモってきた恋多き新入部員。
一見なんの役にも立たないこのデータをプロファイリングして活用してみせる先輩部員。頭いい!
新がまさかの反則で出場停止。すると意外な人物が意外な行動をして助け船を出す。
これはまったく予想外。意表を突かれた。

ちはやふる(13)
末次 由紀
4063803201
このマンガは「もめる」というちょっと見栄えの良くないアピールプレイを
きちんと戦術として認めているところが凄い。
スポーツなどで審判にクレームをつける選手は
観ていてあまり気持ちがいいものではないが
「ちはやふる」の場合それが度を過ぎていないのと、
選手の心根が基本的にキレイだから後味が悪くならないのだろう。

ちはやふる(14)
末次 由紀
4063803244
かるた取りを絵で盛り上げるのって本当に大変だと思うんだけれど、
絵でめちゃくちゃ盛り上がる。凄い。
「見ていたい。強い友達がいて、強い敵が現れて、結晶するほんとの君」

ちはやふる(15)
末次 由紀
4063803317
ついに団体戦決勝の決着がつく。
個人戦を捨ててまで団体戦に賭ける千早の思い。
涙なくして読めない。

ちはやふる(16)
末次 由紀
4063803392
個人戦が始まった。千早、最強クイーンと二度目の対決。リベンジなるか。
もうダメだ。毎号「BE LOVE」買う!
たくさんの感動をありがとうございます!

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