脚本家で、大相撲のご意見番でもあらせられる
内館牧子さんが、以前テレビでこんなことを
仰っていたのを覚えています。

「OLというのは、水を一杯にたたえたコップを
持ちながら100メートル競走を
しているようなものなのよ」

仕事をこなしつつ、人生の大問題である
パートナー探しを両立させなければならない
しんどさをこれほど適格に表している
言葉もないな、と感嘆させられました。

そして、婚活がクリアできても、今度は
育児と仕事の両立という問題が待っているわけで、
女性の皆さんは悩み多き日々を
送られていることと思います。

本書は、スリムビューティーハウスを経て、
現在はエステサロン3店舗と
「静岡ビューティカレッジ」の経営者である
曽根原容子さんが過去、壁にぶち当たり、
そこで会得した対処法が惜しげもなく
明かされている本です。

偉大な先輩からの厳しくも優しいエールは、
女性の方はもちろんのこと、
男性をも励ましたり、問題解決に
導いてくれるであろうことは間違いありません。

(以下、引用)

なぜかいい仕事がやってくる女性の 働き方36のルール

あなたは決して、仕事ができないわけでも、
精神的に弱いわけでもありません。
ただ、ルールを知らないだけなのです。

「私はこんなにがんばったのだから、
成果を認めてくれないと不公平」という考え方は、
学校ならまだしも、ビジネスでは成り立ちません。

ただひとつ言えるのは、就職したときからずっと
「私の仕事は、会社全体のなかで
どんな意味を持つのか」
「上司や会社は、私に何を求めているのか」を、
いつも念頭に置いてきたということです。

コンスタントに仕事で成果を出せるように
なるまでは、ひとまず「ワーク優先」。
残業や休日出勤も、
「仕事の筋トレ」をするいい機会です。

あなたがたくさんの雑用を引き受けて
がんばっていても、それは高校野球の
女子マネージャーのようなもの。(…)
選手になって試合に出たければ、男子にまじって
野球の技術を磨き、部員のなかで上位9人に
入るにはどうしたらいかを考えるのが先決。

ココ・シャネル
「翼を持たずに生まれてきたのなら、
翼を生やすためにどんなことでもしなさい」
と言っています。あなたは男性中心の
会社という世界に、翼を持たずに
飛び込んだようなもの。だったら、
誰が陰口を言おうと、仕事のスキルという翼を
手に入れるために、必死で努力するべきです。

スタッフが20人いるなら、
ベスト4以内の実績を出すこと。

どの業界でも同じこと。
会社から給料をもらっている限り、
あなたはプロフェッショナルです。

優先的に仕事を任せたくなる人とは、
「自信があるだけでなく、謙虚な人」。(…)
「自分は絶対に正しい」という思い込みを持たず、
いつも謙虚に自己点検できる人であれば、
途中経過での上司に対する
報告・連絡・相談も欠かしません。

仕事服の基準は、社内にいる女性管理職の
ファッションを参考にしましょう。

結婚、出産の権利を振りかざさず、
復帰を歓迎される存在になる。

仕事ができる人は、効率を大事にします。(…)
「いつ、どこで、どんなふうに活用するか
わからないこと」をいくつ積み上げても、
キャリアアップには意味がありません。

紙に十字の線を引き、縦軸に緊急度
(上へ行くほど緊急)、横軸に重要度
(右へ行くほど重要)を書き入れてください。
そして、そのマトリクスに、自分の目の前にある
タスクを書き入れてみましょう。

教えてもらったことはきちんとメモを取り、
時間がたってから読み直してもわかるように
要点をまとめて、クリアファイルに入れたり、
スキャンしてパソコンに取り込むなどして、
いつでも見直せるようにしておく。
同じことは、二度聞かない。

教えられる側に立っている人は、
教えられっぱなしで終わるのではなく、(…)
「結果のアウトプット」を心がけましょう。

「マネジメントの父」であるピーター・ドラッカーは
「今さら自らを変えようとしてはならない。
うまくいくわけがない。それよりも、自らの
得意とする仕事の仕方を向上させていくべきである」
(「プロフェッショナルの条件」ダイヤモンド社)
と言っています。それならば、女性の得意な
「気遣い」「集中力」を武器として、
会社に貢献していきましょう。

なぜかいい仕事がやってくる女性の 働き方36のルール
曽根原 容子
中経出版
売り上げランキング: 74356


目次

第1章 努力がちゃんと認められる
仕事の進め方のルール
(会社で何より大切なのは「成果」を出すこと
数字を見て、結果が出やすい仕事から取り組む ほか)

第2章 「だから女は…」と言わせない
職場でのふるまいのルール
(仕事を任せたくなるのは「自信を持って働く人」
プライベートの気配を見せてトクすることは何もない ほか)

第3章 デキる上司が「いい仕事」を持ってくる
上司との付き合い方のルール
(あなたがついていくべき上司は、会社の未来を語れる人
男性は「頼られたい」生き物だと知る ほか)

第4章 職場がもっと居心地よくなる人間関係のルール
(「明るいあいさつ」が人間関係を保つ
仲良くなっても同僚は「友だち」じゃない ほか)


参考エントリ
『なぜかいい仕事がやってくる女性の働き方36のルール』 曽根原容子・著 vol.2287│「ビジネスブックマラソン」

あとがき。。。。アジアカップ優勝おめでとう!
ハートキャッチプリキュアは終わっちゃったけれど
ボールキャッチ川島が凄かった件。