宿命 (講談社文庫)

和倉勇作は、小学生の頃からスポーツ万能で
成績も良く、リーダーシップにも溢れていたが、
一人だけ何をやっても叶わない同級生がいた。

その少年の名は瓜生晃彦。瓜生は孤独を好み、
協調性に欠けるきらいがあったが、
それ以外はことごとく勇作より優れていた。

二人はまったくそりが合わなかったにも
かかわらず、何の因果か中学・高校も同じ学校に
通うことになる。そして同じ大学を受験。
瓜生だけが受かり、またしても勇作は敗北。

勇作は進学を断念、父と同じ刑事への道を進む。
一方の瓜生は、大企業の社長である父親の
後を継がず、医者となることを選択。
父親はその後、社長の座を退く。

新社長が何物かに殺害されたことをきっかけに、
二人は因縁の再会を果たす。

なんと瓜生は勇作の初恋の人を妻にしていた。

なぜ瓜生は勇作の人生に
ことごとくかかわってくるのか。

最終章で畳みかけるように
衝撃の事実が次々と暴かれる。

なるほど、これは文字通り『宿命』だ。
タイトルに偽りなし。

文庫本巻末の解説には作者インタビューの
抜粋が載っている。それによると、
東野圭吾は本作品に5ヶ月を費やしたそうだ。
あえてトリックに主眼を置かないという
新しい試みに挑戦したとも言っている。

その努力が、後に「秘密」等による
大ブレイクにつながっていったのだろう。

初版本のカバー見返しには、
以下のようなことが書かれてあったそうだ。

「そして今回一番気に入っている意外性は、
ラストの一行にあります」

そこだけ立ち読みするのはやめましょう。^^ ;)

<東野圭吾作品 - 極私的星取り表>
★★★★★ 「容疑者Xの献身」
★★★★★ 「真夏の方程式
★★★★★ 「白夜行
★★★★★ 「卒業
★★★★★ 「眠りの森
★★★★☆ 「マスカレード・イブ
★★★★☆ 「人魚の眠る家
★★★★☆ 「どちらかが彼女を殺した
★★★★☆ 「新参者
★★★☆☆ 「マスカレード・ホテル
★★★☆☆ 「片想い
★★★☆☆ 「赤い指
★★★☆☆ 「嘘をもうひとつだけ
★★★☆☆ 「私が彼を殺した
★★★☆☆ 「悪意
★★☆☆☆ 「ラプラスの魔女
★★☆☆☆ 「虚ろな十字架
★★☆☆☆ 「麒麟の翼
★★☆☆☆ 「宿命
★★☆☆☆ 「名探偵の掟
★★☆☆☆ 「カッコウの卵は誰のもの
★☆☆☆☆ 「夜明けの街で
★☆☆☆☆ 「パラドックス13
★☆☆☆☆ 「ナミヤ雑貨店の奇蹟
★☆☆☆☆ 「危険なビーナス

番外編 :
映画『白夜行』 | 東野圭吾ワールドを完璧に再現。

あとがき。。。。。ダイエットと運動不足解消を
かねて歩数計を購入しました。一日一万歩を目標
に立て、今のところ17日のうち15日間達成で
きています。三日坊主の私がなぜ継続できている
かというと、この歩数計はPCに接続して簡単にグ
ラフ化できるんですね。専用サイトもあり、ラン
キング等いろいろなことが一目で分かります。そ
うなるとモチベーションがなかなか下がりにくく
なり、そのおかげで続けられているのだと思いま
す。これはかなりオススメですよ!