私が彼を殺した (講談社文庫)

どちらかが彼女を殺した」に続く
"袋とじシリーズ"第二弾である。
加賀恭一郎シリーズとしては第五弾。

結婚式を明後日に控えた詩人の妹と、
近親相姦関係にある大学研究室員の兄。
(エロゲではない。念のため)

新郎は小説家&脚本家で、
最近ちょっと落ち目のイケメンばついち。

彼の大学時代からのつきあいで
マネージャー的な存在の友人。

妹と新郎両方に関わりのある編集者。

これが主な登場人物。殺されるのは新郎。
犯人は兄、友人、編集者、三人のうち誰か?

今回の加賀恭一郎はなんか雰囲気が違った。
いきなり読書家になっているし。
たしか前作までは月に1,2冊しか
読まないとか言っていたような気がするが…。
まあ、細かいところは気にしないでおこう。

とにかく容疑者三人、特に新郎の友人と
女編集者の頭の回転が速すぎる。

登場人物がこうなのだから、
だったら、これを書いている東野圭吾は
一体どれだけ凄いのかっていう話だ。

肝心の犯人当ては、袋とじ解説が
親切だったので、それほど悩まずにすんだ。
もちろん正解かどうかはわからない。
あとでネットで調べてみよっと。

このシリーズは、作者も、製本も大変だと
思うが、ぜひ続けてほしいなあ。

星はいくつにしましょう。
ほかのミステリはともかくとして、
加賀恭一郎シリーズだけは
爽やかさを失ってほしくないわけですよ。

そんな願いもこめて星三つと
させていただきました。

内容(「BOOK」データベースより)

婚約中の男性の自宅に突然現れた一人の女性。男
に裏切られたことを知った彼女は服毒自殺をはか
った。男は自分との関わりを隠そうとする。醜い
愛憎の果て、殺人は起こった。容疑者は3人。事
件の鍵は女が残した毒入りカプセルの数とその行
方。加賀刑事が探りあてた真相に、読者のあなた
はどこまで迫れるか。

私が彼を殺した (講談社文庫)
私が彼を殺した (講談社文庫)おすすめ平均
stars犯人は筆者の文章力でわかります!
stars前作を超える仕上がり
stars真剣に読みました!が・・・
stars参加型推理小説
starsうまくヒントが隠されていた

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<東野圭吾作品 - 極私的星取り表>
★★★★★ 「容疑者Xの献身」
★★★★★ 「真夏の方程式
★★★★★ 「白夜行
★★★★★ 「卒業
★★★★★ 「眠りの森
★★★★☆ 「マスカレード・イブ
★★★★☆ 「人魚の眠る家
★★★★☆ 「プラチナデータ
★★★★☆ 「どちらかが彼女を殺した
★★★★☆ 「新参者
★★★☆☆ 「マスカレード・ホテル
★★★☆☆ 「片想い
★★★☆☆ 「赤い指
★★★☆☆ 「嘘をもうひとつだけ
★★★☆☆ 「私が彼を殺した
★★★☆☆ 「悪意
★★☆☆☆ 「ラプラスの魔女
★★☆☆☆ 「虚ろな十字架
★★☆☆☆ 「麒麟の翼
★★☆☆☆ 「宿命
★★☆☆☆ 「名探偵の掟
★★☆☆☆ 「カッコウの卵は誰のもの
★☆☆☆☆ 「夜明けの街で
★☆☆☆☆ 「パラドックス13
★☆☆☆☆ 「ナミヤ雑貨店の奇蹟
★☆☆☆☆ 「危険なビーナス

番外編 :
映画『白夜行』 | 東野圭吾ワールドを完璧に再現。