眠りの森 (講談社文庫)

“葉瑠子(はるこ)が人を殺した、
という知らせが入った。"で幕を開ける本作。

シリーズ第一作「卒業」は、加賀恭一郎の
「君が好きだ。結婚して欲しいと思っている」
というセリフから始まった。

どちらも最初からアクセル全開である。
そんな東野御大にまんまとしてやられた。

全五章からなるうちの四章までは
「これは星3つか下手すりゃ2つだな」
と思いながら読んでいた。(←エラソーに)
ところが最終章にきての華麗なるたたみかけ!

気がついてみたら、"読者への挑戦状"が
内ポケットに滑り込まされていたのだった。

もちろんワタシはすっかり手玉にとられた。
これで星4つに格上げ。最後の星1こは…

極私的星取り表の下からネタバレあります。

<東野圭吾作品 - 極私的星取り表>
★★★★★ 「容疑者Xの献身」
★★★★★ 「真夏の方程式
★★★★★ 「白夜行
★★★★★ 「卒業
★★★★★ 「眠りの森
★★★★☆ 「マスカレード・イブ
★★★★☆ 「人魚の眠る家
★★★★☆ 「どちらかが彼女を殺した
★★★★☆ 「新参者
★★★☆☆ 「マスカレード・ホテル
★★★☆☆ 「片想い
★★★☆☆ 「赤い指
★★★☆☆ 「嘘をもうひとつだけ
★★★☆☆ 「私が彼を殺した
★★★☆☆ 「悪意
★★☆☆☆ 「ラプラスの魔女
★★☆☆☆ 「虚ろな十字架
★★☆☆☆ 「麒麟の翼
★★☆☆☆ 「宿命
★★☆☆☆ 「名探偵の掟
★★☆☆☆ 「カッコウの卵は誰のもの
★☆☆☆☆ 「夜明けの街で
★☆☆☆☆ 「パラドックス13
★☆☆☆☆ 「ナミヤ雑貨店の奇蹟
★☆☆☆☆ 「危険なビーナス

番外編 :
映画『白夜行』 | 東野圭吾ワールドを完璧に再現。

ネタバレ開始







加賀恭一郎が最後、○○の居場所を探すとき、
あえて本名ではなく役名で尋ねてまわる。
読んだ方ならお分かりの通り、
その人は二度と舞台に立つことはない。
だから作者の東野圭吾は、誰に聞いても
「知らない」と答えさせている。
しかし、ダンサーとしてのその人はこの世から
消えても、実人生はこれからも続くのだ。
その人を見つけるのは、もちろん加賀本人。
刑事とバレリーナという関係ではなく、
男と女として対峙するという象徴的な描写…
(見当違いの解釈だったらスイマセン)
どうなるのか、この恋は!?








ネタバレ終了

そして本作で、刑事の前に中学教師を
していたことが明かされる。
どうやらうまくいかなかったらしい。

あの加賀恭一郎なら生徒思いの
とってもいい先生になりそうなものだが。
張り切りすぎたのだろうか?

そして、このときの顛末は
今後明らかにされていくのか?

これでは「加賀恭一郎シリーズ」第3作を
ポチらないわけにはいくまい…ポチッ

内容(「BOOK」データベースより)
美貌のバレリーナが男を殺したのは、
ほんとうに正当防衛だったのか?
完璧な踊りを求めて一途にけいこに励む
高柳バレエ団のプリマたち。
美女たちの世界に迷い込んだ男は
死体になっていた。
若き敏腕刑事・加賀恭一郎は浅岡未緒に魅かれ、
事件の真相に肉迫する。
華やかな舞台の裏の哀しいダンサーの悲恋物語

眠りの森 (講談社文庫)
眠りの森 (講談社文庫)
講談社 1992-04-03
売り上げランキング : 655

おすすめ平均 star
star男らしくもやさしき刑事
starこの作品は好きです
star多分チャレンジされたのではと思いました

Amazonで詳しく見る
by G-Tools