新参者

大御所は健在でした。
今まで失礼なことばかり言ってごめんなさい。

「パラドックス13」災害小説と割り切って楽しみましょう とか

「カッコウの卵は誰のもの」スポーツ小説だと思って楽しみましょう とか…

“はぐれ刑事純情系"ならぬ“人情刑事理数系"
と、タイトルに書きました。が、
正しくは「系」ではなく「派」です。
韻が踏みたかっただけです。スミマセン。

加賀恭一郎シリーズは、実は初めて。
この人って、今までいなかったのではないかと
思うくらい完璧なキャラクターですね。

「古畑」とか「コロンボ」とか「御手洗潔」
とかのひねくれた性格ではなく(汗)

イケメン! 爽やか! 頭脳明晰!
スポーツ万能! 情に厚い!

と、そろいすぎなヒーロー誕生ですよ。
まったく感情移入できないという(笑)

あと、オビにちょっとびっくり。
「いまさら東野圭吾!?」と太字であって
その下に小さなフォントで
「の雰囲気を 超絶技巧で跳ね返し」とある。

…いやあ、ちょっと講談社さん。
煽りで人の目を留めようというのは分かりますが
作者に対して失礼すぎやしないかと。
氏がこれを見て気分を害しやしないかと。

部外者の分際ながら、少し心配になるのでした。

ところで、東野圭吾氏って日本ミステリ界の
ポール・マッカートニーでは?(いきなり何を)

チャートの上位に来るような曲を書く才能が
あるのにもかかわらず、というか、
才能がありすぎるから、新しいことや
興味を持ったことにもどんどん手を出して、
時には前衛的なアルバムも発表していくという…

だからファンとしては、それを踏まえた上で、
作品とつき合っていくのがいいんでしょうね。

「容疑者Xの献身」 ★★★★★
白夜行」 ★★★★★
カッコウの卵は誰のもの」 ★★
パラドックス13」 ★

と来まして、「新参者」は ★★★★ でした。

さあ、これから加賀恭一郎シリーズ
さかのぼって読むぞ!

内容説明 (amazonより引用)

立ちはだかるのは、人情という名の謎
日本橋の片隅で発見された四十代女性の絞殺死体
「なぜあんなにいい人が」と周囲は声を重ねる。
着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、
未知の土地を歩き回る。

「この町のことを思い浮かべるだけで、
忽ち様々な人間が動きだした。
そのうちの一人を描こうとすると、
そばにいる人々の姿も描かざるをえなくなった。
まるでドミノ倒しのように、
次々とドラマが繋がっていった。同時に謎も。
最後のドミノを倒した時の達成感は、
作家として初めて味わうものだった」―東野圭吾

新参者
新参者
講談社 2009-09-18
売り上げランキング : 270

おすすめ平均 star
starよみやすく、内容もよかった
star作者の器用さが光る、癒しの一品
starやっぱり東野

Amazonで詳しく見る
by G-Tools




<東野圭吾作品 - 極私的星取り表>
★★★★★ 「容疑者Xの献身」
★★★★★ 「真夏の方程式
★★★★★ 「白夜行
★★★★★ 「卒業
★★★★★ 「眠りの森
★★★★☆ 「マスカレード・イブ
★★★★☆ 「人魚の眠る家
★★★★☆ 「プラチナデータ
★★★★☆ 「どちらかが彼女を殺した
★★★★☆ 「新参者
★★★☆☆ 「マスカレード・ホテル
★★★☆☆ 「片想い
★★★☆☆ 「赤い指
★★★☆☆ 「嘘をもうひとつだけ
★★★☆☆ 「私が彼を殺した
★★★☆☆ 「悪意
★★☆☆☆ 「ラプラスの魔女
★★☆☆☆ 「虚ろな十字架
★★☆☆☆ 「麒麟の翼
★★☆☆☆ 「宿命
★★☆☆☆ 「名探偵の掟
★★☆☆☆ 「カッコウの卵は誰のもの
★☆☆☆☆ 「夜明けの街で
★☆☆☆☆ 「パラドックス13
★☆☆☆☆ 「ナミヤ雑貨店の奇蹟
★☆☆☆☆ 「危険なビーナス

番外編 :
映画『白夜行』 | 東野圭吾ワールドを完璧に再現。