パラドックス13
パラドックス13

13秒間の時空的矛盾が地球を襲った直後、
ほとんどの人類が消滅した。
わずかに残されたのは、その13秒の間に、
死亡していること
という条件を、偶然にも満たしていた生物だけであった。
この物語は、彼らがその後に歩んだ数奇な運命の記録である…

と書くと、
「おお! 理系作家、東野圭吾の面目躍如かっ」
と期待しちゃいますよね。
かくいうワタシもそうでした…。

「容疑者Xの献身」 ★★★★★

「カッコウの卵は誰のもの」★★

とすれば、
「パラドックス13」は残念ながら、
★というところでしょうか。

「カッコウの卵〜」はスキーの場面とか
ものすごく臨場感があって
ビジュアルが浮かびまくりなんですけれど、
「パラドックス13」は街の描写も何となく曖昧で、
今ひとつ盛り上がりに欠けているような気がします。

(ワタシの脳内に、被災した都市の
映像ストックが無いだけかも知れませんが)

でも「東野圭吾=超絶ミステリ作家」
と決めつけているこちらもよくないのです。

「ああ、これは災害小説なんだな」
と思えば腹も立たないじゃないですか。

「470ページもダラダラ書き殴りやがって。
こっちがとんだ災難だったよ!」

などと悪態をついてはいけません。
きっとまたいつか復活してくれると信じましょう。

内容紹介 (amazonより引用)

「世界が変われば善悪も変わる。
人殺しが善になることもある。
これはそういうお話です」東野圭吾

運命の13秒。
人々はどこへ消えたのか?
13時13分、突如、想像を絶する過酷な世界が出現した。
陥没する道路。
炎を上げる車両。
崩れ落ちるビルディング。
破壊されていく東京に残されたのはわずか13人。
なぜ彼らだけがここにいるのか。
彼らを襲った“P-13 現象"とは何か。
生き延びていくために、
今、この世界の数学的矛盾(パラドックス)を
読み解かなければならない!
張りめぐらされた壮大なトリック。
論理と倫理の狭間でくり広げられる、
究極の人間ドラマ。
“奇跡"のラストまで1秒も目が離せない、
東野圭吾エンターテインメントの最高傑作!

パラドックス13
パラドックス13
毎日新聞社 2009-04-15
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おすすめ平均 star
starあくまでヒューマンドラマ
star私が本人だったら世に絶対出さない本。
starお勧めの一冊

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<東野圭吾作品 - 極私的星取り表>
★★★★★ 「容疑者Xの献身」
★★★★★ 「真夏の方程式
★★★★★ 「白夜行
★★★★★ 「卒業
★★★★★ 「眠りの森
★★★★☆ 「マスカレード・イブ
★★★★☆ 「人魚の眠る家
★★★★☆ 「プラチナデータ
★★★★☆ 「どちらかが彼女を殺した
★★★★☆ 「新参者
★★★☆☆ 「マスカレード・ホテル
★★★☆☆ 「片想い
★★★☆☆ 「赤い指
★★★☆☆ 「嘘をもうひとつだけ
★★★☆☆ 「私が彼を殺した
★★★☆☆ 「悪意
★★☆☆☆ 「ラプラスの魔女
★★☆☆☆ 「虚ろな十字架
★★☆☆☆ 「麒麟の翼
★★☆☆☆ 「宿命
★★☆☆☆ 「名探偵の掟
★★☆☆☆ 「カッコウの卵は誰のもの
★☆☆☆☆ 「夜明けの街で
★☆☆☆☆ 「パラドックス13
★☆☆☆☆ 「ナミヤ雑貨店の奇蹟
★☆☆☆☆ 「危険なビーナス

番外編 :
映画『白夜行』 | 東野圭吾ワールドを完璧に再現。